苦情解決 2021年9~11月

ご意見とその対応について(1件)

【苦情】
さくら組では「おもちゃ制限」があるようですが、その目的・内容・運用ルール等について詳しく説明してほしいです。厳しく指導しているのは分かるが、その後の心ケアをしていますか。子供はストレスになっていないかの確認をしていますか。保育園では一番年長ですが、あくまでも5、6歳の子供です。その指導方法について疑問があります。“罰”以外の指導方法はないですか?残りの保育園生活は楽しく過ごしてほしい、いい思い出を残してほしいです。迎えに行くたびに「今日もダメでした」とがっかりする子供をみると本当に悲しくなります。
また、「反省スペース」についても説明してほしいです。

【対応】
おもちゃの制限ですが、基本的には約束事が守れなかった時に制限をしています。わかりやすく説明すると、家庭でゲームの時間やテレビを見る時間を守れない時に、制限するのと同じです。
園では約束事と言っても、片付けの時間を何度も守れなかった、玩具を乱暴に扱った、友だちを傷つけた、危険な行為をした・・・など様々です。
また、部屋でどの遊びをしても良い状態にすることで、注意されたことがなかったかのように同じ行動を起こすことが非常に多い時です。(早い時にはその部屋遊びの時間中や部屋遊びが終わった次の活動中など短時間のうちに繰り返すということが多々あります。)

守れなかったことへの対応にはなりますが、その都度、何がいけなかったのか、どのようにしていけば良かったのか、その子どもと時間を取り話し合っています。
今までは、「何を注意されたか分かるかな?」と尋ねると、「怒られた・・・。」とだけつぶやく子が多かったですが、今では、「○○したことがいけなかった。」と注意された内容を理解し、話をしてくれるようになりました。
また、約束を守って過ごす姿をその都度、こまめに褒め、段階を踏んで使えるおもちゃを増やしています。こちらとしても、様々なおもちゃで楽しく遊んで欲しいと考えています。
5、6歳の子どもだからこそ、そして、小学校進学に向け、大人の目が届かないところでも自分で気づいて約束事が守れるよう、子どもたち自身が困らないように教育・保育をしています。
良い思い出を残して欲しいからこそ、約束事を守り、落ち着いて安全に過ごして欲しいと考えています。

「反省スペース」というのは、『タイムアウト』という心を落ち着かせて、破ってしまった約束事などについてどうしていけば良かったかを考えていく場所で、確立された生活習慣を身につける一つの手法です。落ち着いた後に保育教諭とどのようにしていけば良かったか話し合っていくようにしています。

もっと詳しい説明を聞いてみたい場合は、直接担任まで声をかけていただけると、より踏み込んだ話ができます。

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